非常に貧しい国が世界中にあります。
私は、世界中にあるそれらの貧しい国に、援助することが必要であると思います。しかしながら、今まで山のように援助を行ってきたものの、援助がムダになっているケースも山のようにあるそうです。
以前、TVの特集でやっていたのですが、農業で生計を立てれるように、トラクターなどの農機具を、寄付した国があったそうです。
最初のうちはそのトラクターを使用して農業をしていたのですが、すぐにトラクターは使わなくなってしまいました。
その理由は↓の3点です。
■ トラクターのメンテナンスのできる技術者が居ない
■ 故障した際、トラクターの部品が手に入りにくい
■ トラクターを動かす燃料が高くて手に入らない(採算に合わない)
そこで、日本の農家の方がその国に技術指導に行ったわけです。
農家の方は農業の専門家ですので、トラクターなどの農機具を利用せずに、人力で農業を行うすべを心得ておられましたし、何よりも、その国の気候・風土・金銭などの事情に合わせた農業の方法を考えることが出来ましたので、日本人の農家の方が技術指導をしたことで、その地域の農業の生産効率はあがり、その地域の人々は現金収入を得ることが出来たのでした。
日本にも昔は、農水省から技術指導を行う人々が各地に派遣されており、農業技術の底上げが行われていたそうですが、こう考えると、その国の経済的な発展や農業の発展や生活の向上を目指すのであれば、そういった人々の地道な努力が必要であると思うのです。
トラクターを購入して、お金をジャブジャブに使えば生産効率があがり、一気に最貧国から抜け出せるわけではないと思いますので、現在行われているお金を、ジャブジャブに途上国につぎ込むという援助のスタイルは問題であるように思えてなりません。
日本はそういった意味では非常に優秀な方がたくさんおられますので、ODAや援助を行うのであれば、そのような方々を派遣して指導を行う・・・という形で、金銭を利用すべきなのではないかと思います。
経済の基礎がまだしっかりとしていない場所においては、諸外国から輸入された製品や工場をジャブジャブに利用して経済発展を考えるよりも、その国で「自給自足」が出来るくらいまで「経済の地盤固め」をすることを目標に、援助を行ったほうが良いように思います。
ところで・・・
最貧国の子供への援助についてですが、子供への援助は特に重要であると思います。その子供への援助の中でも、学力を向上させるために必要な「学校」や「教材」などについての援助は、特に必要であると思います。
子供の学力の向上は、十数年後のその国の経済を大きく発展させるためには必要不可欠なものだからです。
なぜなら、もし商品の生産を委託された業者が、計算が出来なかったり、文字が読めなかったらどうなるでしょう?
このようなことから、まず巨大な橋をつくったり病院に最新鋭の機器を導入する以前に、寺子屋のような「学校」を各地に多数建設することが、大切であると思います。
また、女性に対する教育と、女性の働く場を提供することも大切だと思います。女性が知識を得たり、経済的に自立することで、育てきれない子供を生みすぎてしまうことや、病気に対する自己防衛が出来るようになるからです。
最後に・・・
私は、最貧国は強い輸入制限をかけて自国の産業を保護してもよいのだと思います。経済的に発展しきっている先進国や、経済的には強い力を持ちつつある発展途上国の製品が、ドバッっと最貧国に流れ込んでくると、最貧国の地場産業は生き残れないからです。
それと、輸出に頼って外貨を獲得して国が豊かになる可能性についてですが、最貧国がこれを行うことについては、ちょっと問題があるように思います。
輸出を行うということは、非常にしんどいことです。
日本で輸出産業に関わっておられる方はよくご存知だと思いますが、価格や品質などで、世界中の国々との厳しい競争が待っているからです。
私は、この厳しい競争の中で、外貨を稼いで富を獲得するために投資を行う・・・ということは、かなりリスキーな行為であると思います。
特に、経済的な地盤がしっかりしていない国が、外貨獲得の為にいきなり輸出品を生産するのは、かなり危険な気がしてならないのです。
アフリカに対する援助が、今後どのような形で行われるのかはわかりませんが、今まで行われてきた援助の失敗を繰り返さないように、願ってやみません。